1:IBS【過敏性腸症候群】に漢方薬ができること

このサイトではIBSとの付き合い方を様々な面から考えていますが、
ひとたび崩れた心身のバランスを戻すのはとても大変なことです。
IBSも身体のバランスのどこかが乱れて起こっており、立て直すにはやはり何かの支えが必要になってきます。

初めて自転車に乗る練習をしたときを思い出してみてください。
初めはバランスがとれず、補助輪をつけたり、誰かに支えてもらったり、練習をして何度も転んでようやく覚えますが、一度乗れるようになると難しいことは全くありません、なぜ乗れなかったのかが不思議に思えるくらい、何年かブランクがあってもまた難なく乗りこなすことができますね。

身体も同じで、バランスをとれるようになるまではなにかしらの手助けが必要になってくると思います。その間、症状を止めるだけでなく、症状が出ない体づくりを助ける漢方薬は皆さんが一人で走っていけるようになるまでの、補助輪としてふさわしい薬だと思います。

漢方薬は、相談し、処方を決め、しばらく飲んで、また体調の変化を聞きながら、次の処方を考えていく、というように何度も相談をくり返してより身体に合う処方に変えていく作業の積み重ねです。
このように誰かに自分の悩みを相談すること自体が、患者さんにとって漢方薬と同じくらいの効果を発揮します。初めてお店に来て、薬をお持ち帰りになるお客様が、薬を飲む前から「もう元気になったような気がする」とおっしゃるのは良くあることです。

IBSを理解し、様々なIBSを見てきた経験があり、安心して相談できる。そんな相手が皆さんの周りにいるでしょうか。私たちのような漢方専門薬局にとって、こうした役割も大切なものです。

日本の法律では、漢方薬は医師、薬剤師などの免許があればお客様に出すことがきますが、ご存知のようにそれらの資格は西洋医学を学んで得る資格です。医師や薬剤師であっても漢方家とは限りません。
病院では保険がきくのに、保険のきかない漢方専門薬局で漢方薬を買う必要はないという人がいますが、フレンチのシェフが握った寿司と、少し高いが寿司職人の握った寿司、どちらが安心して食べられるでしょうか。

私達は経験上、病気が治りにくいタイプの人がいることを感じています。
ころころ替える人・・・・治療法、病院、サプリメントなどコロコロと替える
毎日気にしすぎる人・・・毎日の症状で一喜一憂。長い目で見られない。
悪いところばかり見る人・・・良くなっている部分をみて喜ぶことができず、まだ良くなっていないところばかり気になる。

これらに共通するのは「信じることができない」ということです。
今の治療法で良くなると信じられない。今の薬が効いていると信じられない。自分は治ると信じられない。
治るということは、結局は医者や薬が治すのではなく、自分自身の自然治癒力で治るのです。どんな病気でもそうです。
ですから、治してくれる病院、治してくれる薬以前に、「治すぞ」「治るぞ」という前向きな気持ち、信じる気持ちが大切です。

私たちの仕事は、体に合う漢方薬をお出しすると同時に、相談を通じてこの前向きな気持を引き出すことです。
患者さんがたった一人病気に苦しむのではなく、分かち合うということです。
もし出口が見えず苦しんでいるなら、初めの一歩、一度「和漢堂」へご相談下さい。

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